東名死亡事故 石橋和歩容疑者 あくびに遺族「許せない」
神奈川県の東名高速で2017年6月、車の前に停車させて夫婦が死亡した事故を起こし、逮捕された男の実況見分が23日夜に行われ、あくびをしながら応じる様子に、遺族があらためて怒りをあらわにした。
23日夜の実況見分は、石橋和歩容疑者(25)立ち会いのもと、初めにトラブルになったパーキングエリアで行われたが、その際、石橋容疑者は、捜査員の質問の間、たびたび、あくびをする姿が目撃された。
この様子を見た、この事故で亡くなった萩山嘉久さん(当時45)の母親は、あらためて厳罰を望んだ。
萩山さんの母親は「人間じゃない、本当に人間以下。あくびも見たくない、許せない。気持ち悪い。(顔も)見たくない。皆さんに納得してもらえるような罰則を」と話した。
このあと実況見分は、追突事故があった現場でも行われ、石橋容疑者の車や、死亡した萩山さん夫婦らが乗ったワゴン車などに見立てた警察車両を止めて、当時の状況が確認された。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171024-00020396-houdouk-soci
事故の概要
5日午後9時35分ごろ、神奈川県大井町赤田の東名高速道路下り線で、中央分離帯側の追い越し車線に前後に並んで停車していた乗用車2台に大型トラックなど車2台が相次いで衝突する事故があり、男女2人が死亡、4人が重軽傷を負った。
県警高速隊によると、亡くなったのは、後ろ側に停車中の乗用車を運転していた静岡市清水区の萩山友香さん(39)と、夫の嘉久さん(45)。萩山さんの15歳と11歳の娘2人も軽傷を負った。
また、先頭に停車していた乗用車の20代くらいの女性が骨折の重傷、同乗の男性(25)も軽いけがをした。追突した車の運転手2人にけがはなかった。
現場は片側3車線のほぼ直線。乗用車2台は一番右側の車線に停車しており、後続の大型トラックと乗用車が追突したとみられる。当時、萩山さん夫妻ら男女4人が車外にいて、事故に巻き込まれたという。同隊が2台の車が停車していた経緯などを調べている。【木下翔太郎】
https://mainichi.jp/articles/20170606/k00/00e/040/199000c