知っておきたいことがあります。
医療保険とは基本的に割高の商品です。
例えば、オリックス生命の医療保険
35歳男性で1日あたりの給付金額が10000円なら、月々の掛け金は3,572円。
業界ではかなり安い方。
月に3,572円だから、1年では45,024円、2年では90,048円。
なお、高額療養費の記事で描いていますが、事故負担額は通常の病気であれば、10万もあれば足りるので、けっして割のいい商品ではない。
「万一のため」とはいえ、流石に10万かそこらのお金なら保険に頼らずともなんとかなりそう。
あるいは、貯金をしておいたほうがマシかもしれない。
では、医療保険は全く損かというとそうでもない。
医療保険は入院したら貰える保険ですが、実際には「差額ベッド代」「交通費」に意外と役立つ。
あと、大事なポイントが、「手術給付金」、手術すれば一定の一時金が貰えるという特約だ。
貰える金額は商品にもよるが、入院1日あたりの金額の40倍、20倍、10倍など。
実はこれが意外と大きい。
かりに1日だけでの日帰り入院でも。
1日5000円の保険であれば20倍で10万もらえるので結構助かるのだ。
が、しかし最近の医療保険は掛け金を安くするためにこの特約の金額をどんどんさげたりなくしていく保険が多い。
おそらく、安いほうが何もわからない消費者が買いやすくなるからだろう。
しかし、現在の入院の状況は、入院日数がどんどん短くなっているので、入院日数×1日あたりの給付金額の保険はものすごく割高。
正味、なんのための保険かわからないくらい。
細かい内容は実際の保険ショップや代理店にお任せして個人的に○×を独断と偏見でつけたい。
アフラックEVER
最近は安さで他社に負けてるところもあるが、手術給付金が多く、保障もいい
メットライフ フレキシィ
オリックス キュア
メディケア メディフィット
ひまわり生命 健康のお守り
これらも内容はよい。余談だがメットライフになって、経営的にさらに安定志向になっている。
■微妙~
東京海上日動 メディカルキット NEO
公的医療の対象の手術なら手術給付金がでるので、保障の範囲は大きいが出る金額が少ない。
保障がわかりやすく、安いので保険ショップでは売れ筋らしいが、手術給付金が小さい保険は結局割高感が拭えない。