この記事は358で読めます。

【リオ五輪】日本リレー銀が世界に衝撃「驚きの銀」「勇敢な日本チーム」

リオ五輪男子400mリレーの決勝が19日(日本時間20日)に行われ、山県亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥のオーダーで挑んだ日本は37秒60で銀メダルに輝いた。メダルは銅だった2008年北京五輪以来2大会ぶり。銀以上は、トラック種目では日本男子として初となる。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

山県、桐生、ケンブリッジは100m9秒台を狙える力を持ち、過去最強といえるメンバー。さらに他国との走力の差を埋めるため、バトンパスの技術を磨いてきた結果がこの大舞台で出た。優勝は37秒27のジャマイカ。3位のアメリカが失格となり、4位のカナダが銅メダルとなった。

日本の快挙に北京大会400mリレー銅メダリストの朝原宣治「リレー素晴らしかった!!強いぞ日本!!」とTwitterで喜びの声。タレントの武井壮は「歴史変えすぎ!!アジア新速過ぎ!!!」と大興奮だった。

世界のメディアも日本の走りを驚きをもって伝えた。

一番の話題は、ジャマイカのウサイン・ボルトが3大会連続で100m、200m、400mリレーでの3冠を達成したことだったが、日本のリレー陣についても触れ、以下のように報じている。

「日本が驚きの銀メダル」(英・BBC)

「日本は37.60秒で驚きの2位」(米・ロサンゼルスタイムズ)

「日本、ホームストレートのサプライズゲスト」(仏・レキップ)

「勇敢な日本チームがアメリカとカナダの猛攻に耐え、アジア新記録」(中国大手ポータルサイト「新浪」)

レース後、山県は「歴史を作れて嬉しい」と語った。リオで日本の4人が成し遂げた記録は日本だけでなく、世界の陸上史に刻まれるはずだ。

「日本は超人的に勇敢だった」「日本が上だった」 対抗心メラメラの中国も日本リレーに脱帽/リオ五輪

リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー決勝で19日、日本がアジア記録を更新して銀メダルを獲得した。予選後、日本に異様なまでの対抗心を燃やしていた中国も、日本の快挙を認める声を抑え切れずにいる。

     ◇

 18日の予選。1組に出場した中国は自身が持っていたアジア記録を更新した。ところが直後の2組で日本が生まれたばかりの記録をさらに塗り替えた。

 選手が「決勝ではアジア記録を日本から奪い返せると信じている」「決勝は命がけで走る。日本に負けないよう努力する」と打倒・日本を誓うと、インターネット上の掲示板は「日本に負けるなんてダメだ。絶対に日本にメダルを取らせてはならない」といった書き込みで溢れたのだが…。

 日本のアンカー、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)は、決勝で米国に先んじてゴールに飛び込んだ。米国が失格にならなくとも、メダルの色は「銀」だった。

 山県亮太(セイコーホールディングス)、飯塚翔太(ミズノ)、桐生祥秀(東洋大)、ケンブリッジ飛鳥がバトンをつないだこの快走には、中国の第2走者、謝震業も「日本の走りはよかった。米国も日本に勝てなかった。間違いなく日本はいろんな部分でわわわれよりより上だった。今後は研鑽を積んで、日本に負けない」と白旗を上げた。

 さらに、中国の大手ポータルサイトも「この日、レースを通して超人的に勇敢だった日本は、米国やカナダの追い上げを食い止め、37秒60で銀メダルを獲得し、アジア記録を打ち破った」と兜を脱いだ。

 レース前は「メダルは求めない。ただ、小日本(日本の蔑称)だけは打ち負かせ」と血気盛んだったネットユーザーも、レース後は「日本のリレーの強さは世界が認めるところだ」「最も驚いたのは、日本が米国を振り切って銀メダルを獲得したことだ」とトーンダウン。

 中には相変わらず、ジャマイカ人の血を引くケンブリッジ飛鳥の存在に「外国の力を借りて獲得した銀メダルは純粋ではない。日本ではない」と難癖を付ける向きもあったが、明らかな完敗とあっては、「日本に負けたのは気分よくないが、それでも中国陸上よ、頑張れ!」と未来を向くことで、結果を受け止めようとしていた。(五輪速報班)

海外の反応

・まじかよ?!日本!すごいじゃないか

・俺達が日本に負けたのか?!(アメリカ人)

・ヤッタゼ!日本!OMG!俺たちは東京の準備ができていない(アメリカ人)

・おめでとう!ジャマイカ。驚きはないね。一方の日本、ワオ!彼らは一定どこからあらわれたんだ!

・ふざけんな、ガトリン!

・クレイジーだ

・俺たちが日本にまけた!?

・冗談だろ?日本にまけた?