レーシックの種類についてまとめました。
レーシックには以下の種類があります。
矯正方法 | フラップの有無 | 前処理 | 術式名 |
エキシマレーザーを使用する | フラップを作成する | マイクロケラトーム | レーシック |
イントラレーザー | イントラレーシック | ||
フラップを作成しない | エピケラトーム | エピレーシック エピPRK |
|
金属ブラシ金属ヘラエキシマレーザー | PRK | ||
アルコール溶液 | ラセック | ||
エキシマレーザーを使用しない | 有水晶体眼内レンズ・角膜内リング・RK(放射状角膜切開) |
しかし、どの施術にするかは、値段で決めるものではありません。
体質などで決めるものですから、医師と相談して決定します。
目次
レーシック
マイクロケラトームを使ってフラップをつくる方法を指します。
マイクロケラトームとはフラップ作成のための手術用の精密機械の名前です。
精度が非常に高く、角膜への負担が少なく痛みも少なく、回復も早いです。
レーシックのメリット
角膜への負担や痛みが少ない
回復が早い
フラップ跡が目立たない
イントラレーザーに比べると手術時間が短い
レーシックのデメリット
医師の技量に左右される
医師の技量が未熟だと、フラップが完全角膜から外れてしまうフリーフラップなどの形成不全が起こりうる
イントラレーザーと比べるとフラップの厚みに幅がある
手術機器が直接角膜内部に接触するので、感染防止対策が必要。
実際に起こった事件:レーシック手術集団感染事件で銀座眼科医師に実刑判決
イントラレーシック
イントラレーザーをつかってフラップをつくりエキシマレーザーを照射する方法。
マイクロケラトームより薄いフラップの形成が可能で現在の主流。
イントラレーシックのメリット
コンピューター制御で医師の技量に関係なく、一定レベルのスラップ形成が可能
フラップの跡のしわやズレも起きにくい
角膜内部に直接接触しないため感染症のリスクがない
イントラレーシックのデメリット
レーザーで焼き切るので若干の痛みがある
マイクロケラトームより回復が遅い
びまん性層間角膜炎やびまん性表層角膜炎のリスクがあがった
毛様体や虹彩にダメージを与えることがある
黒目(くろめ)の表面の角膜は、目を守るため非常に知覚が敏感です。この角膜の表面の上皮(じょうひ)と呼ばれる部分に浅い傷ができた状態を、びまん性表層角膜炎といいます・・・(中略)[治療]原因となる疾患などを取り除きます。したがって、原因により治療薬が異なります。膜保護剤や感染予防のための抗生物質の点眼が行なわれます。原因さえ十分に取り除くことができれば、数日で治癒(ちゆ)するのがふつうです。
黒目(くろめ)の表面の角膜は、目を守るため非常に知覚が敏感です。この角膜の表面の上皮(じょうひ)と呼ばれる部分に浅い傷ができた状態を、びまん性表層角膜炎といいます。(中略)[治療] 原因となる疾患などを取り除きます。したがって、原因により治療薬が異なります。原因療法のほか、角膜保護剤や感染予防のための抗生物質の点眼が行なわれます。原因さえ十分に取り除くことができれば、数日で治癒(ちゆ)するのがふつうです。
PRK
フラップを作らず直接エキシマレーザーを照射します。
術後は保護用のコンタクトレンズを装着し、角膜上皮の再生を待ちます。
回復までに多少の傷みがあります。
角膜が薄い人向きです。
エピレーシック
専用の機器で角膜上皮とのボーマン膜の一部を削りとって、ごく薄いフラップをつくつ術式です。
角膜が薄い人向きです。
ラセック
アルコール溶液を点滴し、角膜上皮を剥離してエキシマレーザーを照射します。
PRKの一種で角膜の薄い人向きです。
しかし、繰り返しですが、どの施術にするかは、値段や好みで決めるものではありません。
医師と相談の上、自分の体質にあったものを選択する必要があります。
レーシックに関するトップページはこちら:レーシックに関する情報、HOW TO