MMD研究所は、3月16日に「2017年携帯電話の利用料金に関する調査」の結果を発表した。対象は15歳以上の携帯電話(大手キャリアユーザー:335人、格安SIMユーザー:321人、フィーチャーフォンユーザー:315人)を所有する男女971人。
現在支払っているスマートフォンの平均月額料金は、大手3キャリアのユーザーは平均7876円、格安SIMユーザーは平均2957円、フィーチャーフォンユーザーは3071円となり、大手キャリアユーザーの半数が「7000円以上」と回答。格安SIMユーザーは「1000円以上2000円未満」が33.6%、フィーチャーフォンユーザーも「1000円以上2000円未満」が35.2%で最も多くなった。
月額料金について聞いたところ、大手キャリアユーザーは「とても高いと思う」と「どちらかといえば高いと思う」を合わせて86.5%が「高い」と答え、格安SIMユーザーには「妥当だと思う」が31.7%で最多となった。また、大手キャリアのフィーチャーフォンユーザーで最も多かった回答は「どちらかといえば高いと思う」で33.7%、次いで「妥当だと思う」が33.0%だった。
適正だと思う月額料金について聞いたところ、大手キャリアスマートフォンユーザーの平均額は4117円で、現在支払っている月額料金より3759円安い。格安SIMユーザーの思う平均額は2176円で開きは781円、大手キャリアのフィーチャーフォンユーザーの平均額は1952円で1098円の開きとなった。
現在利用している端末代金については、大手キャリアスマートフォンユーザーの平均額は5万9312円で、端末の代金で最も多かった回答は「7万円以上9万円未満」。格安SIMユーザーの端末平均額は3万5614円、最も多かった回答は「1万円以上3万円未満」となり、大手キャリアのフィーチャーフォンユーザーの端末平均額は2万1545円、最も多かった回答は「1万円以上3万円未満」。それぞれ「月々の分割で支払っているため、端末料金は分からない」「分からない」と答えるユーザーも目立つ。
端末代金について聞いたところ、大手キャリアスマートフォンユーザーの59.2%が「とても高いと思う」、23.3%「どちらかといえば高いと思う」と回答し、格安SIMユーザーは「どちらかといえば高いと思う」が36.2%、大手キャリアのフィーチャーフォンでは「妥当だと思う」が31.3%で最多となっている。
端末に支払ってもいいと思う金額の最多回答は、大手キャリアのスマートフォンユーザーが「1万円以上3万円未満」、次いで「3万円以上5万円未満」で、平均金額は2万4984円。格安SIMユーザーも「1万円以上3万円未満」が最も多く、平均金額は2万3580円。大手キャリアのフィーチャーフォンユーザーは「1円以上1万円未満」が最も多く、平均金額は1万3339円となった。
格安SIMへの乗り換えについて聞いたところ、大手キャリアスマートフォンユーザーは「検討している」が8.7%、「やや検討している」が15.8%と合わせて24.5%。大手キャリアのスマートフォンユーザーは「検討している」が10.5%、「やや検討している」が16.2%と合わせて26.7%となっている。
なお、料金は「分からない」を除く人数の平均を指し、金額の平均は各範囲の中間値を基に計算している。
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